エチレンガス吸収鮮度保持剤

●ブロッコリー

目的：短期貯蔵　　使用時期：通年
使用条件：温度/常温(夏季、予冷、保冷が望ましい)、湿度/常態、日数/3～4日

○使用例
①30μのポリエチレン袋を発砲スチロールケースまたは段ボールにセットする。
②ブロッコリー12玉(約2～3kg)入れ、上部にM2401WB-20Cを1個入れる。
③袋の口を折り畳み、ケースを閉じる。


○使用量
使用の目安は、3kg当たり約15～20gです。

○注意
①収穫時の熟度を選定してください。
②異常病果・傷害果は除き、水濡れはさける。

●スダチ

目的：短・中期貯蔵　　使用時期：夏～冬(7月～12月)
使用条件：温度/低温、湿度/常態、期間/1～3ヶ月

○使用方法(一例)
【1kgケース単位の場合】
①30μのポリエチレン袋をケースに入れる。
②スダチを1kg入れる。
③上部にM2401MB-4Cを1つ入れ、袋を折りたたむ。
④ケースを閉じ、低温(10℃前後)で貯蔵する。


○使用量
使用の目安は、1kg当たり約4～5gです。(収穫時期、熟度に応じて設計してください。)
短期輸送：温度/常温、湿度/常態、期間/5日～7日程度
中期貯蔵：温度/低温、湿度/常態、期間/3ヶ月程度
長期貯蔵については、定期的観察を行い、状況に応じてエチレンガス吸収鮮度保持剤を差替えてください。

○注意
①収穫後、出来るだけ早く(新鮮なもの)を包装する。
②水濡れ、障害果、病果を除いてください。
③作業中、果実袋を傷つけぬよう注意してください。

●リンゴ

目的：中・長期貯蔵　　使用時期：秋～初夏(11月～7月)
使用条件：温度/低温、湿度/常態、期間/5～8ヶ月

○使用例
【10kg2段詰めの場合】
①発砲スチロールケースにPE袋(15μ穴開き)をセットする。
②吸水シート、スチロールネット、リンゴの順に入れる。
③2段目は、その上に片面段ボール、スチロールネット、リンゴを入れる。
④スチロールネットを入れ、M2401LB-10Cを2～3個入れる。
⑤袋の口を折り畳み、ケースを閉じて低温貯蔵庫に保管する。



○使用量
使用の目安は1kg当たり約3gです。(青果物の呼吸量により使用量は変わります。)
2ヶ月以上の貯蔵については、リンゴの状態を定期観察しながら貯蔵期間を延長してください。

○注意
①収穫後は熟度を選定し、低温室に入れ品温を下げておいてください。
②種類、銘柄、環境条件(温度・湿度)の違いにより効果に多少の差がでます。
　 使用前に十分な予備テストを行い、使用条件を決めることが大切です。
③異常果、病果実、傷害果等は除き、水濡れはさけてください。
④プラコン、木箱の場合は凍結に注意してください。